思いもよらず花粉症を発症!突然の原因はこんなところに?


毎年花粉症シーズンがきても『もう花粉症になってるから、気をつけていれば大丈夫。』と思っている人もいるかもしれません。

しかし突然、別の花粉症を発症することがあります。こんな原因がありますので、これからご紹介したいと思います。

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【突然の発症にはコップ?】

 人の体内には、花粉症になるかどうかが決まる「アレルギーコップ」があるそうです。

(イメージとしてで、実際にコップがあるわけではないですよ^^)

このコップに元々のアレルギー体質が入っていると、最初の時点で花粉症を発症する早さが変わってきます。

ここにあらかじめ予防してるか、体調管理しているかどうかで、コップにたまるアレルゲンの量が変わります。

 そしてここで人を『うーん…』と悩ませるのが、人それぞれコップの大きさが違うというところです。

おちょこみたいに小さい人から、ビールジョッキサイズの人まで様々です。

おちょこサイズの人は子供のころから花粉症を発症しますし、ビールジョッキサイズの人はアレルゲンがなかなか蓄積されないので、突然どころか発症しないまま終わることもあります。

羨ましいですよね~。

【原因は知らないことも】

 前述の「アレルギーコップ」ですが、このコップに『元々のアレルギー体質が入っていると』と記載しましたが、これには遺伝の影響がかなり大きいということです。

両親が花粉症だと、高確率で子供は花粉症を発症するそうです。

特に父親よりも母親のほうが花粉症だと、発症するリスクは大きくなるようです。

でも『必ずそう!』ってわけじゃありませんからね。

…我が家は母がそうなので、私も含めて兄弟全員が花粉症でアレルギー体質ですが。

アレルギーコップに遺伝からくる「花粉症予備軍だよ!」「鼻水出しちゃうぞ!」が多めに入っていると、小さいころから鼻づまりなどで耳鼻科通いになっちゃいます。

このとき花粉症は発症してなくても、ジワジワと原因となるアレルゲンがコップに溜まります。

そうとは知らず、好きなものばかり食べたり、不摂生な生活を続けると、ある日突然「鼻からは洪水のように鼻水が出て、目からは涙、耳の奥のほうが痒くてしかたなくなる」といった症状が突然やってきます。

原因は、知らずにいた自分の「アレルギーコップ」の容量です。

【静かに潜んでいた花粉症】

 気をつけたいのが、花粉症の種類ごとに「アレルギーコップ」があるところです。

とうとう花粉症になっちゃったよ〜』『突然鼻水が止まらない!』と、春のスギ花粉症の時期にみなさんいいますよね。

でも、そのあとに何年かしてから『秋にも突然、花粉症になった。原因はなに?』と思いますよね。

それは「スギ花粉症のコップ」と「秋の花粉症のコップ」が違うからです。

私はこの時間差攻撃で何年も苦しみました。まさか!と思って病院に行くのが遅れたからです。

こうして「スギ花粉症を発症したから終わった!」と思っていたのに、静かに潜んでいた別の「アレルギーコップ」の花粉症が突然キバを剥きます。

恐ろしいですね~。

 しかしこれも、発症する原因を作らないように「マスクや目薬で予防、生活習慣・食生活の改善」などを行っていれば、防ぐことができたのかもしれません。

…偉そうに言っている私ですが、「遺伝」を理由に「ならない訳がないよね」と始めから諦めていました。

【花粉症の原因に肥満細胞?】

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「肥満細胞」と聞いて「太る細胞」と思った人もいるでしょう。

でもそうではないのです。

「鼻水、鼻づまり、目のかゆみ」などの炎症を引き起こす、神経伝達物質(神経細胞の興奮や抑制を他の神経細胞に伝える物質でドーパミンなどが有名です。)を蓄えているのが「肥満細胞」です。

肥満細胞とは、アレルゲンが浸入することで反応し、ヒスタミン(アレルギー症状を起こす原因)を出すことでアレルギー症状が起こるということです。

この「肥満細胞」に花粉に対する抗体が付きます。何も予防しないとどんどん促進します。

どんどん分泌されると一定量を超えると抗原抗体反応(免疫反応ともいいます。)を起こして、例の花粉症の症状が突然でるわけです。

ちなみに抗原とは、体に浸入して悪さをしようとするウィルスのことで、抗体とは、抗原が悪さをしようとする前に退治する免疫のことです^^

【まとめ】

 原因がわかっただけでなんだか怖いですね。

しかも目に見えないアレルギーコップと、どのくらい抗体がくっついてるのかわからない「肥満細胞」。

 でも、こうして突然発症することがわかっただけでも安心しませんか?

原因がわからないのが一番怖いと思います。アレルギーコップのことを知っただけで、花粉症になっていなくても『予防しておこう!』って気になりますよね。

まだ花粉症でない方は、突然の発症に備えてくださいね。

最後までありがとうございました!

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