男性でも毛深くて悩んでいる人はいると思いますが、薄着やオシャレを楽しむ女性ほどではないと思います。
女性にとって「毛深い」ということは、なぜなのか原因が分からなくて恥ずかしい思いをしていると思います。
みんなが『見てるんじゃないか?』『毛深いと思われてないか?』と、夏場は戦々恐々です。
今回はなぜ毛深くなるのか、原因や毛深くなる人の特徴をご紹介したいと思います^^
【毛深いのは遺伝?】
みなさん一度は『あの人はムダ毛が薄いのに、私はなんで毛深いの?』と思ったことがあると思います。
大きな要因として「毛深い」ことに「遺伝」が関係あります。
両親や祖父母など、どこかに「毛深い」人がいれば、自分自身が毛深くなる確率はかなり上がります。どうやら「毛深い」ことは優性遺伝(遺伝するときに強く出るほうの形質)のようです。
天然パーマや髪・目・肌の色なども、この優性遺伝で決まります。
両親、祖父母、曽祖父母までさかのぼって毛深い人がいなくても、隔世遺伝(数世代あいて遺伝的特徴がでること)で何世代も前のご先祖様から遺伝することもあります。
遺伝は凄いですね!
自分ではどうにもできないことなのに、思春期頃になると『あいつ毛深いよな』とか『ムダ毛処理しないの?』なんて言われるんですよね。
子供とも大人ともいえない時期の、ちょっとした一言は「グサッ」と心に刺さるものです。(私も同級生の男子に直球で言われました。一生忘れられない一言です。)
毛深い原因が遺伝の影響だとすると、自分自身以外にも悩んでる人はいます。
例えば身近にいるのが両親です。
特に母親は『私のほうに似て毛深くなっちゃったわ』『お父さんの毛深いのが遺伝しちゃったわ』と、どうにもできないことだけど『ごめんね』と思ってしまうものです。
逆に父親は『お前少し毛深いんじゃないか?』なんてデリカシーのないことを言ってくるんですよ~!
子供だって女性であることを忘れないでほしいものです。
『毛深いのは親のせいだ!』と思うこともあると思いますが、『ごめんね』と心の中で思ってくれていることも忘れないで下さい。
【ムダ毛処理が生まれた原因】
この「ムダ毛処理」が始まったのが最近の出来事かと思いきや、なんと紀元前には始まっていたといわれているんです。
あのクレオパトラも「ムダ毛処理」を行っていたそうです。
2万年くらい前から鋭い石器や貝殻を使って削るように、女性は「ムダ毛処理」をしていたんですね。
紀元前3世紀ころから脱毛剤や、ピンセットでの毛抜きが行われていました。
クレオパトラの時代も脱毛剤で脱毛していたそうです。
女性の「毛深い」ことに対する物凄い嫌悪のような、執念のようなものを感じます。
ではなぜ「毛深い」ままではいけなかったんでしょうか?
これは現代人と同じで、「毛がないほうが美しい」「毛深いのは美しくない」という理由だから驚きです。
宗教上の理由で脱毛している人たちもいます。
イスラム教徒です。イスラム教の聖典「コーラン」に記載されているので、イスラム教徒の人々は「毛深い」からではなく、男性女性関係なく脱毛をしています。
しかし、「顔に刃物を当ててはいけない」とコーランにあるため、眉毛を剃ることは禁止されています。
男性は細いナイロン糸で、ヒゲを抜いているそうです。器用ですよね~。
日本では平安時代に、額の生え際を整えるために2枚貝のハマグリを使って毛を抜いていたそうです。
そしてすでに江戸時代になると男性女性問わず、脱毛するのが普通になっていたんですよ!
男性はフンドシ姿になったときに「毛深い」と見えてしまい、そのときに覗く体毛が嫌われていたからです。
女性(遊女)はデリケートゾーンの処理に軽石を2つ使い、毛を挟んで擦り合わせて切っていたそうです。
手足のムダ毛は、脱毛剤をしようして処理していたからビックリです。
脱毛の原因は、いつの時代も「毛深いことが美しくないから」です。脱毛の歴史の1つの特徴と言えますね。
【女性の脱毛の特徴】
このテーマを書くにあたり、これが1番の驚きでした。
1人で『マジで???』と大声で言ってしまいました。
なんと、小学生や中学生も脱毛サロンに通っているという事実です!
(私が小中学生のころは、カミソリで剃るか我慢するかでしたよ?ちなみに私は現在そこそこいいお年です。)
昔に比べて子供の精神年齢が高くなっていることが原因のようです。
やはり「毛深い」ことを友達に指摘されることが原因で、いじめに発展することもあるようです。
親に相談できず、1人で悩んでしまい自己流でムダ毛処理をすることで、逆に「毛深い」ことが際立ってしまうんです。
恥ずかしさが先にきてしまい、なかなか人に相談できないのも、女性の特徴かもしれません。(男性は逆にスネ毛やヒゲが薄いことを気にしますよね。これも1つの特徴と言えます。)
女性の脱毛は毛深いほどではなくても行われます。
これも女性のムダ毛に対する特徴といえますね。
何万年単位で「ツルツル肌が美しい」と思われているくらいですから。
いったい誰の一言で毛深いことがタブーになったんでしょうか?
お手入れしなければいけない女性としては、大変気になるところです。
T字カミソリから始まったムダ毛処理も、大人になると脱毛剤を使ったり、脱毛サロンに通うようになります。(私はお金もないし怖いので、自分でどうにかしています。)
しかし、頑張って脱毛してもストレスやホルモンバランスの乱れで、毛深くなってしまうことがあります。
ストレスで毛深くなると、『脱毛したのに毛深くなってる!どうしよう!』と、それがまたストレスになってしまい『また毛深くなる』の無限ループに陥ります。
これも毛深いことに関して、1人で悩んでしまう女性の特徴ですね。
悩んでいるのはあなただけではないので、信頼できる人に相談してみて下さい。
【まとめ】
先に記載した毛深いことへの嫌悪や紀元前からの脱毛剤の存在、ピンセットでの脱毛には驚きました。
「毛深いこと」への関心は最近になってからのことだと思っていたので、女性は大昔からムダ毛に追われていたんだなと、なんだか悲しくなりました。
元々は人も毛に覆われていたのに、毛が生える範囲が狭くなっただけで「毛深い」と言われるこの理不尽さ。
しかもムダ毛処理が女性にばかり求められるから驚きです。
イスラム教徒の人々は、男女ともに脱毛することを「コーラン」記載されているので、個人的には『不公平感がなくていいな』と思います。
しかし「ツルツル肌が美しい」と大多数が思っていても、女性の中にはムダ毛処理しないのも、毛深いのもいいと思うという人もいるはずです。
毛深くて悩んでいるそこのあなた。深刻にならずに『多少毛深くてなにが悪い!』くらいに思ってみませんか?
少なくともストレスによる毛深さはなくなるはずです。
あと、肌が弱い人にムダ毛処理を求めるのはなかなか難しいことなので、気軽に『永久脱毛すれば?』とか言わないで下さいね。無理してムダ毛処理すると、今度は肌荒れに悩まされますから。