手汗が気になって、人と手を握れない、触られたくない…と悩みをもっている方は多くいます。
なぜ手汗がひどいのでしょうか?その原因と改善方法を知り、これからの生活を変化させてみませんか?
手汗はなぜでるの?
わたしたちは全身に汗腺があり、そこから汗をかきます。
汗をかかないと体温調整などが出来ず、体に熱がこもってしまうので、汗は人にとって大切なことなのです。
また緊張状態などがつづくと手に汗が滲むなどもあります。
手汗を気にして抑えようとするほど、交感神経を刺激してしまい余計に汗を増やしてしまうということもあります。
手汗をかくのとは別として、手汗がひどいのはなにかの病気のサインということもあります。
どうして手汗がひどいのか原因を見てみましょう。
手汗がひどい原因
手汗をほんのりかくのと、多くでるのでは全く違います。
手汗がひどい場合に考えられるのは、「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」という症状も考えられます。
手掌多汗症にはレベルがあり、
1.手のひらが汗で湿っている程度
2.汗は垂れないが手のひらに汗の水滴が見られる程度
3.汗が手から垂れてしまう程度
と分けられます。レベル2.3になると専門医に相談することをおすすめします。
その他にも手汗の原因となるものがあります。
ストレスは手汗の典型
不安や緊張状態などの精神的ストレスを感じると交感神経が刺激されます。
この交感神経の刺激により発汗へとつながります。
ストレスを感じやすい、緊張状態が続きやすいなどに当てはまるひとは、手汗の原因に繋がっているかもしれません。
肥満の原因
肥満は、内臓脂肪や皮下脂肪が多い状態です。
脂肪が多いと体内の熱がうまく外へ放出できなくなり、大量の汗を出すことで体を冷やそうとして局所に汗を多くかいたりします。
ホルモンバランスが原因
ホルモンバランスの乱れが自律神経の乱れにつながり多汗症になると言われます。
女性は、更年期障害や妊娠、月経などホルモンバランスを不安定にさせることが多くあるので、女性の場合はこういったことも原因と考えられます。
手汗の改善方法とは?
手汗を改善するためには、どうしたらいいかのポイントをまとめました。
【手汗を気にしない!】
手汗を気にすればきにするほど交感神経は刺激され余計に汗を増加させてしまいます。
そのため、手汗をかいても焦ったり、無理に抑えようとするのはやめましょう。
【生活リズムを整える】
自立神経を乱さないためにも、不規則な生活をやめましょう。
十分な睡眠、適度な運動など生活習慣を整えることが大切です。
【専門の病院へ行く】
手掌多汗症であれば、専門の医師に診てもらうことが一番です。
皮膚科または心療内科を受診する方もいます。
手掌多汗症かな…?と思ったら、病院を受診しましょう。
まとめ
手汗の改善には、制汗剤なども市販されていますが市販のものでは、効果が絶対期待できるとは言えません。
汗の量などよっては、自分では抑えられないものなどもあります。
そのため、自分の手汗がどれくらいひどいのか、どんな時にたくさんでるのかなどをよく考えてみてください。