最近、便秘対策に買った商品で効果が現れて喜んでいましたが、その商品を飲んだという多数のクチコミには、
これ最高です!
という人もいれば、
全く効かなかった!
または
逆に効きすぎて辛い!
などなど。
体質って本当にいろいろあるな〜と感じているこの頃です。
5月も終わりというこの時期、連日夏日に近い暑さが続いている中、どうも夏って便秘気味になりやすいという話を耳にしました。
夏の炎天下に起こる便秘
夏といえば汗をかきやすい時期でもあります。
汗っかきな体質は便秘体質になりやすい⁉︎
そんな体質に別の体質が引き金になってしまうという例をご紹介致します!
汗っかきな体質
ちなみに私の旦那は汗っかきです。
「俺汗っかきなんだよね」っていう人からも汗っかきと言われるほど汗っかきらしいです(//∇//)
車の運転はティッシュをハンドルに挟んで運転しています。
でないとハンドルが滑りやすいし乾くと握っていた部分が白っぽくなります。
そんなせいか、うちの長男も手汗がすごくて宿題のプリントが濡れて字が消えてしまうとかゲームのコントローラーも汗でビチャビチャになり、乾くと白っぽくなったりするほど汗っかきを継承しています。
旦那さんのようにただ単に「私は汗っかきなんです」といえばそれまでなんですが、生活に支障が出たり悩みを抱えるようなら対策を考えた方がいいですよね。
汗っかきは便秘の引き金になる?
汗対策はひとまずとして、そんな汗っかきな体質が要因になり、便秘体質になってしまうこともあるようです。
どちらも夏場は特に辛い体質といえますね。
うちはトイレに窓がないので少しでも長引けば夏場は汗っかきでなくてもヤバイことに!
さらに便秘は便秘で久しぶりに便意がくるとたまに腹痛がひどくて冷や汗がでることもある訳で、相性は最悪のようです。
なぜ、汗っかきが便秘の引き金になってしまうのか?
考えられる4つの理由とは?
>体内の水分吸収不足
>自立神経の乱れ >食欲不振 >汗から流れる成分 |
などがあります。
【体内の水分吸収不足】
気温が上がり体温を下げるため汗をかきます。
真夏日では1日約3ℓの汗が出るといいます。
スポーツなど激しい運動時では1時間ほどで2〜3ℓに達するようです。
炎天下で働く人では約12ℓもの汗をかいているようです!
ペットボトル天然水2ℓの6個入りダンボール1箱分です。
環境や個人差がありますが、炎天下での水分消失は思った以上に激しいことが分かります。
一方で
1日に消化で必要とされる水分量は、胃液で3ℓ、胆汁と膵液で1.5ℓ、腸液で2.5ℓの水分が使われている訳です。
また、飲み物や食べ物に含まれる水分が約2ℓ摂取されるので全体的には約9ℓの水分が消化器官を駆け巡ります。
体温調節により、大量の汗が出てしまうことで消化器官に水分が行き渡らず、消化不良の食べ物が出てきたり、腸内の水分吸収が高まり便が硬くなる恐れがあります。
【自立神経の乱れ】
自立神経は体内の活動をコントロールする役割があります。
汗をかいたり、消化活動や排便などをコントロールしているのは自立神経です。
特に生命活動を維持するための体温調節にはエネルギーの70%を必要とするという重要な活動です。
炎天下での体温調節は自立神経の負担も大きくなるので消化や腸の機能も低下することで便秘になることもあります。
また、暑い、だるい、汗で気持ち悪いなど不快感はストレスにもなります。
ストレスにも自立神経の働きが影響します。
また、腸管のけいれんにより起こるけいれん性便秘など、ストレスによる便秘もあるので連日の炎天下でストレスが蓄積すると便秘になることがあります。
【食欲不振】
体内の水分量は60%と言われています。
50kgの体重なら30ℓは水分ということですね。
そんな中、2%の水分を失うと喉の渇きを感じるようになり、3%失うと強い喉の渇きや食欲不振になるようです。
炎天下で汗をかき、体がだるくなると昼時なのにどうも食欲がないという経験はありませんか?
食欲がなくなり、食べ物を取り入れないと便の量も少なくなり腸ぜん動運動も働きません。
腸の中での滞在期間が長くなれば便の水分が大腸に吸収され硬くなり便秘の原因になります。
さらにストレスが自立神経を刺激するとインスリンの分泌を抑え血糖値が上がります。
そうなると満腹中枢を刺激して食欲を抑えてしまうことになります。
【汗から流れる成分】
汗には の2種類ありますが、体温調節では主に汗腺から出るエクリン腺が影響します。
エクリン腺から出る汗は99%が水分で、残りの1%には乳酸やミネラルなどが排出されます。
特にミネラルであるマグネシウムは便秘薬にも使用される成分で、体内で酸化マグネシウムとなり腸管内の水分を促し硬い便を柔らかくする作用があります。
およそ汗1〜2ℓに対し、12〜60mlのマグネシウムが排出されるようです。(個人差があります。)
1日の摂取量は約200mlと言われていますので炎天下で活動すると1日の摂取量に支障が出る排出量になります。
ちなみに便秘薬として使用されるマグネシウムの量は、1錠辺り250〜500mgで各便秘薬によって1日の服用目安に違いがあります。
マグネシウムの活動は腸だけに関わらず、300以上の酵素をサポートし生命活動に不可欠ですが、不足すると排便に影響を受けることもありえます。
まとめ
最近はホントに夏の気温が高くてしんどいですね。5月くらいから夏日のような気温で、梅雨もはっきりしないうちに連日炎天下。
汗っかきという自覚がなくても滝のように汗をかきます。
失った水分や成分の不足に加えて不快感も溜まると便秘を起こす可能性も無きにしもあらずということです。
喉が渇いていなくてもミネラルウオーターなどをこまめに飲み、食欲がなくても食事で栄養分を摂取して対策しましょう。