汗をかくとかゆみが辛い!金属アレルギーによる症状


暑い!だるい!
ついにきた猛暑の時期。

若い頃はいつでもウェルカムだったはずが、30半ばを過ぎた頃からホント毎日しんどい。

ただでさえ汗っかきな体質には連日の猛暑はホントに地獄。

をかき過ぎると、

周りに恥ずかしい(大丈夫この人?っていう冷たい視線)!

暑いから薄着になりたいけど汗ジミは気になるし!

臭いだって発してるだろうし(アンモニア臭)!

手汗で書類が濡れてしまったり…。
っかきには悩みが絶えないシーズン。

そしてさらに辛い悩みなのが、汗が出た後のかゆみやかぶれです。
特に時計やネックレスを付けて皮膚が当たる部分は、しばらくするとかゆくなりブツブツ出てきたりします。

いわゆる金属アレルギーというやつです(T_T)

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いろいろ持病がある中で今さら驚くこともありませんが、そんな金属アレルギーの症状や対策を語らせて頂きたいと思います。

汗をかくとかゆみが辛い

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汗をかくと気づいたら何回も同じところをかいていたりしませんか?

かゆみが出たからといってすべてが金属アレルギーという訳ではありません。

例えば
あせもは汗をかき過ぎて汗腺や毛穴が詰まり水疱(皮膚内に溜まった汗によって起こる炎症)ができる症状。

また、
汗あれという症状は汗に含まれる成分により皮膚が刺激を受けてあかみやかぶれが起こる症状。

汗は99%が水と言われていますが、血液である血漿(けっしょう)が排出されるため、わずかながら赤血球や白血球、鉄分などミネラル、特に塩分やアンモニアが含まれているのでそれが刺激になる可能性もあるようです。

一般的に起こりやすいのはあせもや汗あれだと思います。

金属アレルギーは特に辛い

ネックレスや腕時計をつけた状態で汗をかいたりするとその金属の触れた部分がかゆくなったりあかくなったりする症状を金属アレルギーといいます。

接触性皮膚炎と言われ、汗を大量にかくと身につけている金属成分が溶け出し、そのわずかな成分が皮膚の中に進入して、アレルゲンと判断するとアレルギー反応を起こして炎症を起こす訳です。

金属アレルギーに悩む人は10人に1人といわれ、元々体質にはなかったけど、ある日突然鉱物系の成分に体が反応してしまい症状が現れることもあるようです。

年齢により免疫力など体内の活動が衰えることで、反応しやすくなる傾向もあります。

まだ若かりし10代の頃、耳にピアスを開けたんですが、最初は全然問題なかったんですが、しばらくピアスをしない時期があり、耳の穴も一度塞がっていたんです。

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その後、もう一度付けたいなと思って穴を開けピアスをしてたんですが、2週間くらいしてからか、まだ慣れてない状態で飾りは綺麗なんですが、いかにも鉄っぽいようなピアスを付けてからです…。
耳がかゆくなってきて、2日3日と付けているとピアスの部分が痛くなり、さらに付けていると耳たぶから下に線が伸びたように赤くかぶれてしまったんです。

消毒もしましたし、そのピアスも替えてチタンなど違うものに替えたんですが、すでに遅しで症状が治る傾向はありませんでした。

残念ながらピアスを付けることは諦めるしかありませんでした。

ピアスは2週間ほとで薄皮が張り、6週間は最初に付けたアレルギーのないピアスを続けているのがいいようです。

そんな訳で、それからというものネックレスや指輪や時計などを身につけるとかゆみが出たり赤くなってかぶれたり、はれて金属アレルギーの体質が出来上がってしまいました。

また、私の知り合いに普通の顔してタトゥーを入れている方がいらっしゃいますが、汗をかくとタトゥーの部分がかゆくなり、ボリボリかくことがあるようです。

これはタトゥーのインクにニッケルやクロムなど鉱物系の成分が含まれているために起こるとされていて、色素が皮膚に定着する際に酸化鉄成分が必要なこともあり、タトゥーのインクがアレルゲンとして皮膚が反応するとかゆみやあかみが現れて、一種の金属アレルギーの症状が起こるという訳です。

若気の至りと申しますか、オシャレは個人個人で色んな価値観があると思いますけど、自分の体を傷つけるような行為にはくれぐれも注意しましょう。

金属アレルギーを避けるには?

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どの金属に反応しやすいのかは試してみなければ難しいですが、比較的金属アレルギーが起こりやすい金属、また起こりにくい金属があります。

水銀、ニッケル、コバルト、スズ、パラジウム、クロム、銅、白金、亜鉛、金

水銀は特にアレルギー反応が起きやすいと言われています。

意外と土中、空気中と身近に存在してるようで体内にも3〜4mgと微妙に蓄積されていたりします。

金を取り出したり、他金属を溶かしアマルガムという合金を作るのに使われているので注意が必要です。

ニッケルやクロムなどは鉄に近く、メッキ製品として使われることが多くアクセサリーとしても身近な成分です。

チタンやサージカルステンレス、プラチナ(PT900〜1000)はアレルギーが起こりにくいと言われています。

金は溶けにくくアレルギーを起こしにくいようですが純度によります。

K18よりK24の方が安全性は高いです。

K18WG(ホワイトゴールド)にはパラジウムが含まれていたり、K18PG(ピンクゴールド)は銅が含まれているのでアレルギーが出る可能性はあります。

銀も比較的アレルギーは起こりにくいのですが、含有される金属には銅が使われることが多く、ニッケルなど多金属を含ませることもあります。全くアレルギーがないとは言い切れないので様子を見るのがいいです。

925と刻印されているものは、92.5%の銀が含まれているということで品質も高くクロムハーツなども多いですね。

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純度が高ければアレルギーは起こりにくいのですが、純度が高すぎると柔らかいため細かい加工しにくかったり、また色味を変えるため金属を合わせることもあります。

夏は特に薄着で肌の露出が多いので、アクセサリーを付けるには最高のシーズンなんですけどね

金属アレルギーが出やすいのはやっぱり汗をかくことで、汗が金属を溶かして体内に浸透してしまうことです。

自分がどのアクセサリーを付けてアレルギーが起きたのか、素材が分かるなら把握するのも大事ですね。

どうしてもカッコ良くて気に入っているアイテムや思い出のネックレスなど、いざという時は必要なアイテムですよね。

室内で汗をかきにくい環境であれば金属アレルギーにはなりにくいですし、日差しが落ち着いた仕事終わりにデートや遊びに行く予定があるなら、その時に付けて出かけるのがいいですね。

時計など常に必要なものは、保護シートなどを活用してみてはどうでしょうか(^_^)