汗をかいたあとに、アンモニア臭のような臭いがする…と感じていませんか?
自分だけではなく、電車に乗ったとき、運動したあと、「この人汗が臭いかも…」と嫌な思いをしたことが誰しもあると思います。
なぜ汗がイヤな臭いがしてしまうのでしょうか?
その原因と対策方法について話したいと思います。
なぜアンモニア臭がするのか?
汗は、エクリン腺とアポクリン腺という2種類の汗腺が関係しています。
エクリン腺は、肌の全体にほぼ存在している汗腺で、特に頭皮、顔、背中などに多くあります。
私たちが汗をかく時は、このエクリン腺から出るものが多いです。
エクリン腺の汗は99%水からできているんです。水分以外の成分は塩分とカリウムからなります。
一方でアポクリン腺は、脇、耳、乳輪などに存在する汗腺になります。
毛穴から排出されるもので、70~80%の水分とたんぱく質、脂質、アンモニアなどが含まれます。
嫌な臭いがするのはこの、アポクリン汗が理由となります。
アンモニア臭の原因とは?
主に汗がアンモニア臭になる原因は3つ考えられます。
1.疲労の蓄積により、体の中でアンモニアが処理されていない
2.細菌が繁殖してしまった
3.肝機能や腎機能が低下している
になります。当てはまるものはありませんか?
<疲労の蓄積により、体の中でアンモニアが処理されていない>
健康な状態だと、本来はアンモニアなどの毒素を体の中で処理することができます。
しかし、疲労が蓄積されている状態だと、解毒してくれる機能、排せつしてくれる機能が低下し汗と一緒にアンモニアが出てしまいます。
<細菌が繁殖してしまった>
アポクリン腺からでる汗は、アンモニアを始め、脂肪酸やたんぱく質などが含まれています。
そのため、細菌も繁殖しやすい環境になっています。
細菌が繁殖しやすいと、臭いも発生させることになります。
<肝機能や腎機能が低下している>
アンモニアは濾過され分解されます。
その分解する機能が腎臓などになります。疲労や、飲みすぎなど臓器に負担がかかると分解きのうも低下しアンモニアが尿として排泄できなくなります。
汗の臭いは日常の習慣で抑えられる
原因を踏まえて、今すぐ実践できる対策方法をポイントで見ていきましょう!
●疲れを取る!
一日の終わりにゆっくりとお風呂につかり、しっかりとした睡眠をとることが大切です。
リラックスをすることで疲労が和らぎます。
また、入浴をすることでしっかりと身体の衛生面も保つことができます。
細菌を繁殖させないためにも、しっかりとした入浴、しっかりとした洗浄です!
●体が疲れているときはお酒を控える!
腎臓や肝臓の機能は、疲れているときにお酒を飲んでしまうと余計、負担をかけて機能低下につながります。
お酒の飲みすぎには注意が必要です。
●クエン酸やオルニチンを摂る!
クエン酸やオルニチンは肝機能の調子を整えてくれます。
疲労回復にもクエン酸は働きます。
果物では、レモン、ライム、梅干しなどがクエン酸を多く含む食品です。
オルニチンは、シジミ、キハダマグロなどが多く含まれますが、手軽に摂れる食品としてはチーズやエノキダケなどになります。
食事の中に取り入れてみましょう(^^)
まとめ
汗のアンモニア臭の原因と対策方法についてまとめました。
汗臭いって特に女性には本当に嫌な悩みですよね。
とはいえ、改善するには日常の習慣で抑えられることもあるものなんです。
治らないものではなく、改善できるものなので対策方法を参考にしていただければと思います。