年が明けると憂鬱な気分になり、天気予報の花粉飛散量予報に追い打ちをかけられる人も多いはずです。そんな私も聞くのも嫌な、花粉恐怖症の一人です。
でも、他の季節にも鼻がグズグズしたり、くしゃみがでる人はいませんか?風邪だと思っていたあなた!春以外にも花粉は飛んでいるんです。そこで、季節ごとにどんなものが飛んでいるのかを、ご紹介していきます。
【メジャーな春の花粉】
毎年『今年のスギ花粉の飛散量は多いです。』って、ニュースや天気予報で聞きますよね。
私はかなり前から準備を始めるので、そこまで多いかな?と毎年思っちゃいます。
でも、テレビを見ていると『今年酷くて』とか『外に出たくないです』とか聞くので、飛んでいるんだなって実感します。
この季節に飛ぶ花粉といったら「スギ」「ヒノキ」ですよね。
実は地味に猛威をふるうのが他にもあるんです。
「ハンノキ」「シラカンバ」「オオバヤシャブシ」などです。
知らずにいると「長く続くスギ花粉症」だと思ってしまいます。
「ハンノキ」は、虫のような細長い房が落ちているのを、見かける人もいると思います。
「シラカンバ」は「シラカバ」とも言います。こちらのほうが聞き覚えがありますよね。
あの白い幹が特徴で、北海道ではポピュラーな春の花粉です。
「オオバヤシャブシ」は、小さい松ぼっくりみたいなのが、落ちているのを見かけると思います。あれがそうなんです。
参考元:http://healthil.jp/20337
春だけでも「スギ」「ヒノキ」以外にこれだけ種類があるんです。
知らずにいると怖いですよね。
【意外と飛んでいる夏の花粉】
『夏はそんな花粉なんて!』と思うかもしれませんが、みなさんが思っているより花粉は飛んでいます。
イネ科の植物で「カモガヤ」「ハルガヤ」「オオアワガエリ」などが有名です。
「カモガヤ」は、牧草として北海道に広く分布していて、道端や河川敷でもよく見られる植物です。「ハルガヤ」は、道端や空き地の色々なところに生息しています。
「オオアワガエリ」は和名で、「チモシー」や「チモシーグラス」と呼ばれています。
(チモシーはこの植物をアメリカに持ち込んだ、人の名前が由来という説があるそうです。)
こちらも牧草として、また道端や空き地に見られる植物です。
これだけあちらこちらに自生していると、知らない間に花粉を吸って症状が出ているかもしれません。(私はネコアレルギーの次にイネ科の花粉がダメだと検査結果が出ました。)
【この季節も?秋の花粉】
春夏は自覚してる人も多いかもしれません。
でも、春も夏も大丈夫だからどの季節も花粉なんか大丈夫!と思っているそこのあなた。
秋も飛びますよ〜。キク科の花粉がキバを剥きます。
キク科花粉症の代表格「ブタクサ」「ヨモギ」「セイタカアワダチソウ」などがあります。
代表的な「ブタクサ」は、道端や土手などで見られる植物で、黄色い花が咲きます。
「ヨモギ」は、その辺りの野原などで見られます。
天ぷらなどで美味しく食べられるだけに、ちょっと残念ですね。
「セイタカアワダチソウ」は、北アメリカ原産で背丈が高い植物です。
土手などに群生して、黄色のかわいらしい花を咲かせます。
秋の花粉は花がキレイだったり食べられたりで種類が種類だけに、敵視するのがちょっと残念な気がしちゃいますね。
【寒い季節に花粉なんて】
四季最後の季節、冬。
『もう大丈夫。だって寒いから花粉なんて飛ばないよ。』なんて思っていたら、春を越せなくなりますよ。
なぜなら、この寒い季節から春の花粉は飛んでいて、春の本番に備えなければならないからです。
春の「スギ」「ヒノキ」以外にも、夏・秋の花粉でもこの時期に飛ぶ種類があります。
夏の「カモガヤ」や秋の「ブタクサ」なども、ブワッとは飛ばなくても、ソローッと飛んでは思い出したように花粉症の症状がでるんです。
それで次の日にはなんでもなくて、『風邪の初期症状?』くらいにしか思いません。
【まとめ】
どの季節にも花粉が飛んでいることが、わかってもらえたと思います。
種類も多種多様ですよね。症状は、どの季節も共通して「くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ」です。鼻が弱い人はそこから蓄膿症などになるので気をつけてください。
花粉症の人は、そこから果物アレルギー(口腔アレルギー症候群)を発症する可能性があります。
これは特定の果物や野菜を食べると、唇や口腔内がかゆくなったり腫れたりする症状がでます。ひどくなると、アナフィラキシーショック(呼吸困難や血圧の低下など)を起こすこともあります。
それまで食べてもなんでもなくても、急に発症することがあります。
私は大好きなリンゴが、このアレルギーで急に食べられなくなってしまったのです(大泣)
季節に関係なく飛ぶ花粉に症状が出る前に対応するためにも、一度はどの花粉でアレルギーが出るのか検査してもらうといいでしょう。
種類がわかれば、症状がでる前に予防することができるのでぜひ検査をオススメします。
参考になれたら幸いです。