夏の厚さも肌がベタベタして嫌になりますけども!
冬は冬で温度も湿度も下がり肌もカサカサに乾燥気味に!
というか冬は毎日ホントに寒い(*o*)
肌をカサカサさせる上に、寒さで体の芯から冷えてしまうことも。
そんな時に1番冷えるのが、体の末端にある手足ですよね。
手袋をしても靴用のカイロを使っても、どうしても表面だけで芯まで温かくはなりにくいです。
そんな体の芯から手足の先まで冷えから守り、ポカポカにできる方法をご紹介したいと思います(^o^)
【冷え症の原因って?】
暑い時期は「汗でベタベタするから早く涼しくならないかな〜」なんて思ってしまいますよね。
そんな暑い時期でも、クーラーがガンガン効いた電車やお店、デスクワークで体が冷えてしまいます。
寒い時期は暖房器具で温まるとはいえ、胴体部分に比べて手足はどうしても冷えてしまいがちです。
ではなぜ、手足の末端が冷えてしまうのかというと、次のような理由が挙げられます。
・温めるのは内臓優先
・生活習慣の変化
・自律神経の乱れ
この3つが大きな理由と言えます。
まず1つ目は「温めるのは内臓優先」です。
心臓や肺などの生命機能を維持するのに大切な臓器が、ほとんど胴体部分にあります。
血液は生命維持に大切な部分を温めるために、臓器などに優先的に流れていきます。
そのため手足の末端の血流は悪くなるんです。この通り体温調節をしてくれているのは、身体中に張り巡らしている血管を流れる血液です。
体が『暑い』と感じると血液循環を良くして汗をかき、熱を体外に逃がしてくれます。
逆に『寒い』と感じると熱を逃がさないように、血管を収縮して熱が逃げるのを防ぎます。
体にある血管のほとんどが毛細血管といわれる、文字通り毛のように細~い血管です。
手足の末端に行けば行くほど血管はどんどん細くなります。このとても細い血管が寒さを感じると収縮するので、それでなくても流れにくい血管に血が巡らなくなります。
なので更に手足を冷やしてしまう原因になるんです。
次に2つ目の「生活習慣の変化」です。
まず昔に比べて歩くことが減っていますよね。
エレベーターやエスカレーター、車社会化などで、温めるための熱の元になる足の筋肉が使われなくなっています。
そんな筋肉を使わないところに、革靴やキュッとしたヒールの高い靴を履くようになりました。
これも足の血流が悪くなるん原因になっています。
そして最も大きな変化といえるのが、エアコンの普及による体温調節機能の低下です。
今はどこに行ってもエアコンで快適な室温になっています。そのため暑さや寒さを感じることが減り、人は体温調節がヘタになってきています。
これは暑くなったら血流を良くして汗をかいたり、寒くなったら血管を収縮して熱を逃がさないようにすることが、うまくできなくなっているということです。
便利になった世の中と引き換えに、手足が冷える生活を送っているんですね。
3つ目の「自律神経の乱れ」です。
自律神経とは交感神経(主に昼間働いていて、緊張やストレスを感じた時に働きます。)と副交感神経(主に夜担当です。リラックスしているときに働いて、昼間の疲れを癒してくれます。)の2種類があって、24時間どちらかの神経が働いています。
これが現代の人は乱れがちです。
乱れる原因はストレスや疲れ、ホルモンバランスの乱れなど様々です。
こうして自律神経が乱れると、体温調節機能がうまく働かなくなってしまうんですね。
【女性に多い手足の冷え】
特に男性に比べて女性のほうが、手足が冷えることが多いですよね。大きな違いとして「筋肉量の違い」が挙げられます。
見た目でもわかる通り、圧倒的に男性のほうが筋肉がついてますよね。
その証拠に重いものを運んだり持ち上げたり、女性より遥かにたやすくこなしてしまいます。
こうして女性は筋肉量が少ないので、熱を生み出す筋肉運動も少なくなります。
それに加えてオシャレのために、キュッと足がしまるブーツやヒールが高く、足に負担のかかる靴を履くので足の血流は悪くなるばかり。
そして女性を悩ませるのが、女性ホルモンの乱れです。
更年期を迎えたら当然、閉経などが原因で女性ホルモンは乱れます。
乱れたところに体の変化や不安定な感情についていけず、自律神経の乱れまで起こしてしまいます。
先に記したように女性ホルモンの乱れから、体温調節機能がうまく働かなくなってしまうんですね。
更年期とは閉経を迎える年齢から5歳前後の時期と言われています。
平均的に52歳頃と言われています。
とはいえ、女性ホルモンは30歳を過ぎた辺りから減少し始めるので、人によっては30代や40代からでも更年期障害などに悩まされる事もあるようです。
なんか辛いな~と思ったら更年期の症状も注意した方がいいですね(°ε*)
最近は男性にも更年期障害がおきるようですが、女性はほとんどの人が通る道です。
筋肉量の違いや更年期、オシャレのための靴のことを考えると、女性のほうが冷え症になる原因が多いと言わざるを得ないですね。
【冷え症を改善する対策とは?】
そんな体質以外で起こる手足の冷えも、ちょっとしたことで改善できるんです。
・冷やさない食べ方
・ファッションの改善
・簡単にできる軽い運動
この3つを少しずつでも取り入れていくと「手足が冷えて寝られない」「仕事に集中できない」など、気になっていた症状も気にならなくなるでしょう。
1つ目の「冷やさない食べ方」です。
まず朝ごはんは抜きがちな人が多いと思います。
しかし朝ごはんを食べることで体を内側から温め、血流も良くなるので朝ごはんをしっかり食べることはオススメです。
だからといってパンだけ果物だけなど、単品では栄養バランスが良くないので効果は薄くなってしまいます。なるべく季節のものを取り入れて、バランス良く食べてくださいね。
あとはココアもオススメです。ココアには体温を温かく保つ効果や、血管を広げて血流を良くする効果もあります。
甘いのが苦手な人は、砂糖の入っていない、ちょっとお高めのココアに挑戦してみてはいかがでしょうか?
2つ目は「ファッションの改善」です。
どういう事かと言いますと、
オシャレを優先して窮屈なブーツやヒールの高い靴を履いたり、ピタッとしたちょっときつめな服を着たりしてる人は多くないですか?
たしかにオシャレですが、そういった服装をしていると血管が圧迫されてしまいます。
そうすると手足まで延びている細い血管まで、血液が流れにくくなってしまいます。
その上、筋肉も凝って固まってしまうので、更に血液が流れにくくなり手足の冷えに繋がります。
寒い時期は重ね着をすることで服と服の間に空気の層ができ、保温効果がアップします。
3つ目の「簡単にできる軽い運動」ですが本当に簡単です。
通勤・通学などで電車を使っている人は、まずエスカレーターやエレベーターをやめて階段を使ってみてください。
これだけでも膝が笑っちゃう人もいますから、階段の使用は侮れません。
次にオススメなのがストレッチです。
膝の屈伸運動から始めるだけでも効果的です。
1番はラジオ体操で全身をほぐすのが良いですが、ちょっと時間がかかりますし、ある程度スペースが必要です。
なのでできることからコツコツとやってみてください。
なぜ先ほどから足を使う体操ばかりオススメするかというと、人の筋肉の約70%が足にあるからなんです。足の筋肉量が増えれば、体も温まりやすくなるわけです。
「足は平気だけど手が冷える」という人には、グーパー体操がオススメです。
手をグーパーグーパーするだけの簡単体操です。
スペースがあれば腕を前に出して、地面と腕を平行にして、グーパーしてみてください。腕を下ろしてするよりも温まります。
【まとめ】
私たちの快適な生活を求める気持ちが、手足の冷えに繋がっていたんですね。
私も昔は手足の冷えがひどくて、カイロやモコモコ靴下が欠かせませんでした。
しかし、なんとなく腰痛解消のために始めたストレッチで、いつの間にか冬でも裸足で過ごせています。(もちろん足は冷たくなりますが、芯まで冷えることがなくなりました。)
でもまさか、足に体の筋肉の約70%があるとは思ってもいませんでした。自然と上半身のほうが重くて、筋肉も多いイメージでした。
そして筋肉をほぐす効果もあるなんて、なぜラジオ体操が推奨されるのかも頷けました。
朝早く公園や広場に集まって、ラジオ体操をしている人を見習いたくなりましたね。
ココアを飲むのも体の温め効果とポリフェノールの摂取で一石二鳥ですね。(ポリフェノールには動脈硬化の予防やストレスの軽減にも効果があります。)
何よりも少し筋肉を動かす意識を変えるだけで、手足の冷えを改善できことがわかりました。
みなさんもお手軽なストレッチや階段の利用から始めて、手足の冷えとバイバイしましょう!